不動産売却コラムCOLUMN

空き家になった実家の片付け。査定に影響はある?

空き家になった実家の片付け、甘く見ていませんか?不用品を置いたままでは家は売却できません。

ゴミや不用品が残っていると、売却のトラブルの原因となります。
不用品がある場合は、仮に売却できたとしても処分費用相当額は値引きの対象となり、家の価格はマイナス評価されます。
不動産を引渡す際は、不用品やゴミが全くない状態であることが必要です。

空き家を片付けるにはコストがかかる!

両親が亡くなった、施設に入所した等の理由で実家が空き家となったら、売るにしても貸すにしても中にある荷物は片付ける必要があります。
溢れる荷物の山をまえに「どこから手をつけてよいのやら……」と途方にくれる人も多いです。

でも、ご家族で住まれていた家具や家電を含めたお家の片付けとなると、ただ掃除をするのとは規模が違いますので、業者を利用するのが必要になってきます。

片付かない!想像以上に多い「空き家の実家の荷物」

「空き家となった実家」には物が多いですね。個人差はありますが、空き家となる実家に住んでいた高齢者は、物を大切にとっている傾向があります。
着ることはできても着ることのない衣服、使えるがあまり使っていない食器、新しい物を購入してお役御免となった家電と購入時に入っていた箱も!

このような物が押入れいっぱい、部屋いっぱいに詰まっていませんか?
また、醤油やサラダ油、アルミホイルからシャンプー、歯磨きチューブ等のストック類がたくさん残されていることも多いです。

貴重品や、仏壇・アルバム等の品、必要なものを持ち出しても、「ほとんど見た目は変わらない」という場合が多いです。
貴重品等を除いた残りのほとんどの物は処分される運命となりますがその処分が大変ですね。

空き家の荷物を片付けないと解体はできない

「うちは、空き家を中の荷物も一緒に解体して更地にするから関係無い」。たまにこのようなことを聞きますが、これはNG!
現在は、解体時にでてくる建設資材廃棄物を木材・金属・ガラス等種類別にわける「分別解体」と呼ばれる手法で行われており、建物内にある荷物は解体前に撤去する必要があります。

仮に業者に解体を依頼しても、解体前に中の荷物は搬出するので「荷物の処分」に別途費用がかかります。

空き家の片付け できるところは自分で!

費用は業者に頼むよりも安くなりますが、かなりの手間と労力がかかることは覚悟しておいたほうがよいでしょう。また、自力で空き家を整理する場合にも、「粗大ごみの処分費用」と「家電4品目の処分費用」はかかります。

空き家の片付け ここは自分でやっておくべき

行政サービス利用

行政サービスで処分できるものを安く処分。特に布団類。業者にお願いする際には一般的に㎡単位で処分費用がかかるので、全体的な不用品の量を減らす上で役立ちます。

買い取りや無料引き取り

リサイクルショップで買い取りをしてもらったり、無料引取できるものは引き取ってもらいましょう。本や洋服、家具や食器など、ここで引き取ってもらえるものは多いです。また、知人や友人に譲れるものがあれば譲るのもいいですね。

隠れた金品をチェック

タンスなどに、現金・金券類、貴重品が隠れていないかチェックしましょう。昔の方はへそくりなどを隠している方も多いのです。

以上の点を自分で対応・確認できたら、業者に依頼する際には、ある程度の費用を抑えた見積もりが期待できますね。

自分で捨てるときにかかる費用

■粗大ごみの処分費用

粗大ごみの処分費用は、空き家の整理費用のなかでも大きな割合を占めるものになるでしょう。
各自治体によって回収費用は異なるため、空き家のある場所の自治体が設定している料金を調べてみてください。
ここでは、西宮市の粗大ごみ回収料金を例に見ていきます。粗大ごみの容量や大きさによって回収料金が変わりますが、大まかな品目を見ていくと、次のような費用がかかります。

大型家具の回収料金:600円~1,800円
例)テーブル、ベッド、ソファ、本棚、タンスなど

小型家具・家電の回収料金:300円~900円
例)椅子、下駄箱、傘立て、ラジオ、電子レンジ、ポット、加湿器など

■家電4品目の処分費用

家具や小型家電などは、自治体の粗大ごみサービスを利用して処分することができますが、家電4品目のテレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機については家電リサイクル法という法律によって処分方法が決められています。
家電4品目を処分する方法としては、「家電量販店に引き取ってもらう」か「指定引取場所へ持ち込む」こととなります。

業者に依頼する

空き家に特化した片づけの専門業者もあります。専門業者に頼むと、古くなった壁や床の状態を把握して丁寧に作業してくれたり、庭の物置や、乗らなくなった車の処分までまとめて行ってくれる業者もいます。
面倒な粗大ゴミの処理から、重要書類などの貴重品の捜索、買取を行ってくれる業者もあります。
空き家を片付けてくれる専門の業者に片づけを頼む場合の費用ですが、空き家のある地域や家の広さ、荷物の量などによって料金にかなり幅があります。

♦料金の相場♦
1R      3万円~8万円
1DK      5万円~12万円
1LDK      7万円~20万円
2DK      9万円~25万円
2LDK    12万円~30万円
3DK      15万円~40万円
3LDK    17万円~50万円
4LDK以上  22万円~要見積もり

同じ間取りでも荷物の量によって料金が決まるため価格に幅があります。また、業者によってサービス内容や料金には差があります。業者を選ぶ際には最初から1社に絞るのではなく、複数社に見積もりを出して比較するとよいでしょう。

空き家の片付け後、不用品処分の目処がついたら査定依頼する

実は、査定は、不用品が残ったままでも査定することができます。
不用品があるまま不動産を売却することはできませんが、処分することが前提であれば不用品があっても査定は可能です。

査定時に不用品が残っていても、価格が下がることはありませんので、不動産会社には売却時までにはしっかり処分することを伝えるようにして下さい。

空き家問題 「特定空き家」に認定されてしまうと、固定資産税は最大で6倍に跳ね上がります。

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