インスペクションの目的は、ホームインスペクション(住宅診断)を行うことによって売主と買主の不安を解消するということ

 

自分の持っている西宮・宝塚の物件や土地を売りたい!

と思ったとき、みなさんはどんな方法でそれを叶えますか?

「欠陥住宅ではないか」
「いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかるのか」
「あと何年くらいもつのか」

インスペクションの目的は、
ホームインスペクション(住宅診断)を行うことによって売主と買主の不安を解消するということが第一です。

インスペクションとは?

住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行うことです。

アメリカでは中古住宅の過半の取引がホームインスペクション(住宅診断)を経た後に行われており、既に制度として浸透しているようです。国土交通省からは「既存住宅インスペクション・ガイドライン」というものも平成25年6月に策定されています。
引用:国土交通省|「既存住宅インスペクション・ガイドライン」の策定について

インスペクションを実施するメリット

<メリット1> 引渡し後のトラブルを予防!
インスペクションの実施で売主・買主の双方が物件の現況をしっかりと理解した上で取引を行うことができ、引渡し後の不測のトラブルを予防できます。

<メリット2> 売却時に他物件と差別化できます!
インスペクションが実施されている住宅として売り出しを行うことで、インスペクション未実施の物件との差別化が可能になります。

<メリット3> 購入後の維持・管理プランが立てやすくなります!
検査を行うことで、補修の必要箇所や劣化状況が分かるので、購入後のリフォームや今後のメンテナンス計画が立てやすくなります。

<メリット4> 瑕疵(かし)保証保険へ加入すれば更なる安心を実現!
既存住宅かし保証保険(最長5年)へ加入することにより、購入後の万が一の不具合発生への経済的な備え(1000万が上限)が可能になります。
※既存住宅瑕疵保証保険の加入は、検査基準に適合していることが条件となります。
※瑕疵とは、建物や設備等に何らかの問題があること

<メリット5> インスペクション+瑕疵(かし)保証保険で税制優遇が受けられます!
既存住宅瑕疵保証保険が付保された住宅であれば、築年数要件を満たしていない住宅であってもローン控除などの税制優遇を受けることができます。
※既存住宅瑕疵保証保険の加入は、検査基準に適合していることが条件となります。
※ローン控除の適用については、他にも適用要件があります。

 

インスペクションをやることで以下のように売主・買主にそれぞれのメリットとなります。

〇売主にとってのメリット…「この住宅は概ね問題ない」という専門家による証明書がもらえるということです。
〇買主にとってのメリット…第三者機関による住宅品質の証明がある住宅ということで、安心して購入できることです。

 

メリットばかりかと言われれば、逆にデメリットとなる部分も存在します。
特に仲介業者にとっては、売買がまとまりかけたのにインスペクションにより見つかった欠陥で売買が中止となってしまったら何も良いことがありません。売り主にとっても高い査定が付いていたのにインスペクションにより予定していなかった瑕疵が見つかって売買価格を下げざるを得ない場合も出てきます。
適正な売買、中古住宅の流通活性化を目指すならば必要なことですが、1回の売買行為だけをみるとデメリットになってしまいます。

主な調査項目

●構造耐力上主要な部分にかかるもの(柱や基礎など)
●雨水の侵入を防止する部分にかかるもの(屋根や軒裏など)
●給排水管路(水漏れや排水不良の確認)
●シロアリ検査
※給排水管路やシロアリ検査は検査会社によってはオプション対応となります。

インスペクションにかかる費用は、戸建住宅とマンションで異なります。

・木造戸建て住宅の場合、費用は4.5万円~6万円程度
・マンションの場合、5万円程度

インスペクションの結果について

インスペクションを行うと、その結果を書面で受け取れます。
その検査結果を取引当事者双方が確認することで、不動産取引後の不安やトラブルを予防することができます。
平成30年4月以降は、インスペクションが実施された既存住宅を取引する場合、宅建業者が買主に重要事項説明を行う際に、インスペクションの結果を説明する義務があります。
また、売買契約時には建物の現況について当事者双方が確認した事項を記載した書面の交付が義務づけられます。

まとめ

インスペクションは、中古住宅取引時に情報提供を充実させるため、2018年4月から本格的にスタートしました。
まずは、売主・買主ともにこの制度を知ることが重要であるといえますね。
インスペクションを実行することで、安心できる住宅の売買を目指しましょう!