夜中のトイレ、原因は『寒い家』。改善方法は室温を上げる事!
「夜中のトイレ」事情!!原因は『寒い家』
夜中のトイレ、冬は特につらいですよね。
就寝前のリビングの室温が低い住宅ほど、夜間頻尿の人が多いということがわかっています。
夜間頻尿とは「過活動膀胱」とよばれる病気の代表的な症状で、就寝中に1回以上、トイレのために起きる症状です。2回以上が治療の対象とされていて、国民の5900万人もの人がこのような症状があるといいます。夜間頻尿は睡眠の質が落ちるなどして、不眠・睡眠障害を引き起こしたり、夜間の移動により骨折などのリスクもあります。
夜間頻尿の原因は何でしょうか。ラットを使った医学研究では寒さがひとつの原因だという事がわかりました。寒いと汗が出ないので尿量が増えるのと、血管が縮むので血液量が増加し、尿量が増えます。しかし頻尿と温熱環境との関係についてはあまり知られてはいなかったようです。
室温との関係
就寝前のリビングの室温が18℃以上の場合と12℃未満の場合を比較すると、室温の低い方が3倍も夜間頻尿の確率が高くなるということが分かっています。
冬季の室温が就寝前の3時間の平均が2.5度以上高くなると、室温が大きく変わらない人よりも夜間頻尿の症状が約4割減となったそうです。
頻尿などの症状を抱えている人は、家を暖かくすることにより、その半数程度の人の症状が緩和している、ということですね。
『寒い家』寒い家とは室温が何度?
寒い家、暖かい家というのは、具体的に室温が何度と考えればよいのでしょうか? 室温18℃未満の家に住む人が高血圧を発症するリスクは、18℃以上の家に住む人に比べて6.7倍も多かったという結果が出ています。
18℃というのはリビングの温度だけではなく、脱衣所やトイレを含めて全室が18℃という意味です。日本では、「冬の脱衣所やトイレが寒いのは当たり前」と考えられがちですが、世界の常識はまったく異なります。
高齢者になるほど、そのリスクは高まる傾向にあります。暖かい家で過ごすことは頻尿においても大きな影響があると言えますね。
もはや”寒さ”はガマンしている場合ではありません。
特にこれからは高齢化社会となっていきます。若い時は寒さ暑さには耐えれても、年齢を重ねると身体には大きな負担となります。
古い家に住むリスク!
「古い家は寒い!」
「家の中の温度差の危険性!」
9割以上の古い家が、低断熱・無断熱であったり、古い断熱基準で建てられています。
これらの住宅は現在の断熱性の基準を満たしておらず、多くの住まいで以下のような健康に関するさまざまなリスクが潜んでいることが危ぶまれています。
1.高血圧になりやすい
2.認知症のリスクが高まる
3.高齢時に要介護度が上がりやすくなる
4.熱いお風呂に入るようになり、浴室で熱中症を起こす
5.過活動膀胱による夜間頻尿になりやすい
高齢になるほど健康への関心が高まっていますが、外で運動をしたり食事の栄養を考えたりと健康への関心は高いものの、住まいへの関心・優先度は低いようです。住まいの健康リスクも知られていない可能性があります。
『寒い家』は高血圧の原因にも!
驚いたことに、一般的に言われている高血圧の原因として挙げられる塩分の摂りすぎやタバコの吸いすぎよりも、「家が寒い」ほうが高血圧のリスクが高まります!
睡眠を取るなどの長い時間を過ごす住宅内では、快適な温度を保つことが、病気のリスクを回避する有効な手段だと言えますね。
『寒い家』から快適な暮らしへ
「室温が暖かい住宅」に住むことは、病気のリスクを少なくし、健康に暮らすことができるというのがお分かりですね。
一年を通して住宅内の室温を一定に保ち、暖かく快適に過ごすためには、住宅の「断熱性」と「気密性」が高くなければなりません。
『寒い家』から住み替えるのもアリ
これからの健康の為にも一年中快適な住宅で過ごしたいものですね。
子どもの独立や定年退職などライフスタイルの変化によって住まいの役割も変化していき、老後に備えて住み替える人が近年急増し高齢期の住み替えをご検討中の方もいらっしゃると思います。
医療の発達もあり平均寿命は更新をし続け、今後も伸びると見込まれています。
第2の人生のスタートのため、元気なうちに新たな「住まい」のことを考えてみませんか?
不動産査定をするなら【売却の窓口 西宮店】ワイズワンホームへ
ワイズワンホームは、お店もスタッフもみんな西宮出身です。豊富なエリア情報を基に、適正価格のアドバイスをします。
あなたのご自宅を正しく評価し、付加価値を付けて高値売却を実現させます!
独自の査定システムに基づき、物件ごとの個別要因を数値化し、正確かつ分かりやすいオリジナルの査定書として高い評価をいただいています。
不動産売却の成功には、市場動向を考慮した適正な売出価格を知ることから始まります。
ワイズワンホームは、売却専門のスタッフが、査定書について分かりやすく丁寧に解説しますのでぜひご自宅を査定してみませんか?