不動産売却コラムCOLUMN

家の売却前にリフォームは必要なのか?リフォームより効果的な5つの方法

家を売ろうと思った時、「リフォームしてから売りに出せばより高く早く売れるのでは?」と、思ったことはありませんか?もちろんリフォームすれば売れやすくなるでしょう。

しかし、大がかりなリフォームには当然費用がかかります。その費用を上乗せしてしまうと相場より高くなり売りにくくなります。詳しくは以下で述べていますが、実はリフォームをして売りに出すことはオススメしません。

なぜ売却前のリフォームはオススメできないのか?リフォームしなくても売れやすくする方法も解説していきましょう。

売却前のリフォームは必要がない3つの理由

①リフォーム・リノベーション目的での購入が多い

最近では、自分好みにリフォームする前提で、安く手に入る中古マンションを検討している人が多いです。
売ろうとしている家をキレイにリフォームしたとしても、買い手の好みに合わなければ意味がありません 。
中古物件を購入してこうしたリノベーションを行う場合、新品のように綺麗であることよりも、値段が安いことが重要視されます。

そのため、リフォームをしてその費用を売却金額に上乗せしていないほうが、むしろ購入してもらえる可能性は高いといえます。自分たち好みのリフォームができるように少しでも安く物件を手に入れられる方が、買い手にとってはありがたいと言えるでしょう。

②高いお金をかけても、売却価格にプラスできない。

大がかりなリフォームをし、家の査定価格にリフォーム費用を上乗せして高く売ろうとしても、うまくいかないのが現状です。近隣の相場よりも高くなることで、

“中古=新築より安い”

という魅力がなくなり、逆に売れにくくなってしまうのです。

売却希望金額と実際の査定金額に差があると、スムーズな売却は実現できません。
「リフォーム金額は上乗せすればいい」
「綺麗な住宅ならすぐに高額で売れるだろう」
という考えは、逆に損をしてしまう可能性があります。

③マンションの価格は、内装の綺麗さより築年数

中古マンションを探す際、まずは物件の地域、価格、そして築年数で検索されます。

たとえば、
築年数5年の内装が汚れたマンション
築年数30年の内装がキレイなマンション
の場合、販売価格などその他の条件が同じであれば、まず築年数5年のマンションが選ばれます。
築年数が経過している物件の場合、リフォームが不動産の価値を引き上げることはありません。

築年数が浅いほど長く安心して住める物件であり、中古物件としての価値も高くなるというわけです。内装がキレイなマンションであってもあと何年住めるか不安になってしまいます。

したがって、売却前にリフォームやリノベーションをしても、その費用に見合う売却額アップは見込めないでしょう。

売却前のリフォームが必要な場合

不動産売却の場合、大がかりなリフォームは不要です。しかし、掃除や簡易リフォームなら売却に有効に働くことが期待できます。
基本的にリフォームは不要と言いましたが、安価なリフォームは有効です。

たとえば壁紙がボロボロだったり、ふすまや障子が破れていたりすると見た目以上に劣化を感じるため、内覧時の印象が悪くなってしまいます。
ちょっとしたキズ・汚れならば問題ありませんが、広範囲に及んでいる場合は交換したほうが良いでしょう。

劣化を原因に100万円や200万円の値下げを要求される場合もあります。
それならば、少しの費用で家が美しく見えるようなリフォームであれば、内見時の印象をアップし、大きな値下げを要求されることに効果的と言えます。
トイレやキッチン等のリフォームとは異なり安価で済むため、売主の負担はほとんどありません。

セルフクリーニングや簡易リフォームで十分

内覧の際の印象をよくするために、日頃から掃除や整理整頓をして最低限の清潔感を保つことが大切です。
水回りは特に水あかやカビが目立ち、汚い印象を与えてしまいます。日頃からこまめに掃除をしておくことで、購入希望者によい印象をもってもらうことができます。

また、補修が必要な箇所(畳・壁紙・障子 など)は比較的安い、簡易リフォームをするのも方法の1つです。電気のスイッチプレートの交換などはキッチンやお風呂場に比べて人によるこだわりが少ないため、リフォームが効果的な場合もあります。
こうしたプチリフォームであれば、ライバル物件に差をつけることができますね。

売却前にリフォームするより内覧時の印象をアップさせる効果的な5つの方法!

購入者の立場からすれば、汚れた物件よりも手入れのされた清潔感のある物件の方が好印象ではありませんか?中古であっても掃除や整理整頓の行き届いたお部屋は、明るく居心地のいい空間に見えるものです。

少しでも好印象を持ってもらえるように、5つのポイントについて見ていきましょう。

1.玄関は家の顔。第一印象がとても大切
2.リビングはモノを少なくしてスッキリと
3.水回りには気合いを入れて
4.ピカピカの窓
5.見落としがちなベランダに注意

1.玄関は家の顔。第一印象がとても大切

入ってまず目にするのが玄関ですね。人に与える印象って、第一印象で決まることが多いのです。整理整頓された清潔な玄関は好印象を与える事は間違いなしですね!

玄関は特にニオイがこもりやすいので、消臭スプレーなどの消臭剤で対策をしましょう。

・靴や傘は出しっぱなしにせず、収納する
・掃き掃除の後、水拭きを
・靴や靴箱の扉を開け換気をしてニオイ対策を

2.リビングはモノを少なくしてスッキリと

リビングは、スッキリとして広く見えると好印象ですね。購入者は、広く明るいリビングを求めています。リビングに物が多くごちゃごちゃしていると、狭くて収納が少ない印象を与えてしまいます。

また、床や壁がほとんど見えないと狭く感じてしまいます。できるだけモノを少なくしスッキリさせるように心がけしましょう。

片付けが終わってからの方が掃除がしやすいですね。高い場所のほこりを取り、床に落ちたほこりを掃除します。そして最後に拭き掃除をすれば効率良く掃除ができます。忘れがちなエアコンの掃除もお忘れなく!

最後はカーテンやソファーなどの布製品のニオイ対策です。カーテンやソファーカバーなど洗えるものは洗い、ソファなど洗えないものは消臭スプレーをしてニオイ対策をしましょう。

自分たちでは気づかない“家のニオイ”はあるものです。十分な換気や消臭剤などを利用してしっかりと対策をしましょう。

・できるだけ不要な物を置かない
・床と壁を見せると面積が広く見える
・片付けてから掃除をするのが効率的
・カーテンやソファーなど布製品のニオイ対策を

3.水回りには気合いを入れて

水回りは特に気合いを入れて掃除をしましょう。毎日使う所なので汚れは必然的に出てきます。キッチンの焦げ付きや油汚れを落とし、鍋や調味料などは収納します。できるだけ作業スペースを広く見せるようにします。

キッチン、洗面所の蛇口をピカピカに磨いておくだけで驚くほどに印象が変わります。シンクや洗面ボウルは水垢を落とし、水滴を拭きとっておきます。

バスルームと洗面所に髪の毛が落ちていないようチェックもしましょう。

・コンロまわりの油汚れはキレイに
・蛇口を磨きピカピカに
・シンクや洗面ボウルの表面を拭く
・周囲のモノを片付ける
・髪の毛が落ちていないかチェック

4.ピカピカの窓

キレイに透き通った透明な窓は太陽の光を受け、反射してピカッと光り家の中を明るくしてくれます。窓が光輝いていると家の印象は全く違いますね。

汚れた窓からは太陽の光を反射せず、汚れがさらに目立ってしまいます。「普段から掃除せずほったらかしなのかも」と悪い印象を与えてしまいますね。

掃除方法は、新聞紙を濡らして拭く方法や、雑巾やスクイージーを使って拭く方法などがありますが、ご自分に合った方法でピカピカの窓にしましょう。

5.見落としがちなベランダに注意

窓の開閉チェックを含め、ベランダもチェックされています。床に落ちている枯れ葉や虫の死骸などはキレイに掃除しておきましょう。雨水が流れる排水溝にもゴミや土が詰まっていないかチェックしておきます。

風のない日だと、ゴミが舞わず掃除がしやすいですね。

売却前のリフォームが必要か迷ったら信頼できる不動産会社に相談!

家を売るためのリフォームは、買い手によって事情が違うので自己判断でリフォームは行わないようにしましょう。売出状況によって、リフォームのアドバイスをしてくれる、信頼できる不動産会社と相談して決めていきましょう。

全面リフォームしなくても、ちょっとの費用でのリフォームやハウスクリーニングなどで家が売れやすくなる方法があります!

判断に迷ったら、信頼できる不動産会社へ相談してみましょう。

家を確実に売るために、今回ご紹介した方法をぜひ実行してみてくださいね。

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